化学物質 熱安全性評価の受託試験
当社が扱う多種多様な使用済溶液には、溶剤以外の不純物も含まれており、多くの危険性が潜んでいます。
当社は蒸留精製のプロセス開発段階から精製品の出荷に至るまで、ARC(Accelerating Rate Calorimeter)加速度熱量計を始めとした各種分析装置を用い、安全に関する厳しいチェックを行ってきました。
この経験・ノウハウをもとに様々な分野で仕様される化学物質 熱安全性評価の受託試験サービスをご提供いたします。
豊富な実績経験(自社データ)
- 評価結果を自社工場(国内・海外グループ会社含む)の生産に活用。
- 4台のARC(Accelerating Rate Calorimeter)加速度熱量計を保有
- 年間分析数 約400件
オーダーメイドの試験にも柔軟にご対応
- 液体、固体、純品、混合物、現場品、試作品、試薬など
- 試料の混合、濃縮(蒸発・蒸留)も承ります。
- 試験条件は柔軟にご対応いたします。
温度 | 室温〜400℃、昇温、定温 |
雰囲気 | 空気、窒素など |
試料容器材質 | ステンレス、チタンなど |
他の試験方法や試験機材との組合せも可能です。
ご相談のうえ、目的に合った試験をご提案させていただきます。
(※秘密保持契約の締結を前提として、秘密厳守いたします。)
測定装置
DSC(Differential Scanning Calorimeter)示差走査熱量計
加熱しても安定な物質をリファレンスとして試料と同時に温度を上げていったときの試料の挙動をリファレンスとの温度差として検出します。
試薬の挙動と比較することで加熱に対する試料の安定性のスクリーニングに使用します。
物質の化学反応による熱の出入りの他に物質の融点やガラス転移温度、比熱などを測定することもできます。
※DSCによるスクリーニング試験n=1は標準に含みます。試料必要量:2g
分解ガスが発生する場合に、別試験にてガスの定性分析も可能です。
ARC(Accelerating Rate Calorimeter)加速度熱量計
断熱条件下で任意の温度に置かれた試料の熱安定性を測定し温度、熱量、圧力の動きを把握できます。
分解や重合によって発生する反応熱で試料自身が熱せられ、アレニウスの法則によって反応速度が増加したときの加速度合いを基に暴走に至るまでの時間を求めることができます。
定温試験では実条件の熱安定性を確認することができます。
試料必要量:20g
ご依頼の流れ
- お問い合わせ
- ご依頼表記入
- お打ち合わせ(必要に応じてご面談)
試験方法をご相談・ご提案させていただきます。
- 試験条件決定、お見積り
- 試料のご送付
- 試験・評価
- ご報告
試料到着後、約15営業日で報告書を作成いたします。速報はメールにて送付可能です。